ウェブアクセシビリティにおけるSEO の位置付け
ウェブアクセシビリティにおけるSEO の位置付け
ウェブアクセシビリティ入門 第81号
発行日 :2006年7月3日
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
このほど、「ラジオで福祉街づくり」というプロジェクトを立ち上げました。
「てくてくラジオ」という録音のできる小さな AM 電波発信機があります。この機器に録音すると、録音したメッセージが 1620kHz の周波数で弱い電波を発信します。
ラジオを 1620 kHz に合わせて近くを通ると、その録音放送がラジオから聞こえてくるのです。
この仕組みを応用すると、視覚障害者の誘導システムが簡単に作れます。
ということで、「てくてくラジオ」の普及活動を行なうことにしました。
詳しくは、以下のページでどうぞ。
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
[ウェブアクセシビリティにおけるSEO の位置付け]
ウェブアクセシビリティと SEO には共通性があるのかどうかということがしばしば話題になります。
共通性があります。かなりあります。
しかし、今回は、その視点ではなく、ウェブアクセシビリティを推進する私たちも SEO にも気を配るべきなのではないかという私の思いを書きます。
SEO は Search Engine Optimization
の略で、「検索エンジン最適化」などと訳されます。
Yahoo!、Google、MSNなどの検索エンジンに的確に見つけてもらうノウハウのことです。
ホームページというのは、元来人に見ていただきたいから公開しているものですよね。
より多くの人達に見ていただきたいと思えば、検索エンジンでサーチされたときに上位に表示されるということは、大変な強みになります。
私もよく Google で検索しますが、検索の目的にもよりますが、多くの場合、1回目の検索で表示されているページの中のいずれかに入り込んで行きますね。
つまり、そのページが元来キーワードとしている言葉で、検索結果の1ページ目、順位で言えば10番までに表示されるかどうかということが、ページにとっては大変大きな付加価値なのです。
ウェブアクセシビリティというと、今はほとんどの場合、障害者や高齢者が訪れてきた後のことばかりをテーマにしていますが、実は、私はその手前からアクセシビリティを考えるべきだと思っています。
ウェブアクセシビリティのテーマの一つにサイト内のナビゲーションがあります。自分のサイトの中の構造が利用者に判り易いかどうかという視点です。
もちろん、これも大変大切なことです。
しかし、検索エンジンでサーチしてから訪れてくるというインターネット文化が標準になってきた現在、サイト内のナビゲーションに留まらず、ユーザーの手元からのナビゲーションということを考える必要があると思うのです。
ユーザーの手元からのナビゲーションを考えるなら、 SEO を外すわけには行きません。
ということで、7月と8月は、夏期特集として、 SEO について連載していきますね。
[編集後記]
7月1日の土曜日に、「土曜インターネットサロン」という企画を行ないました。
音声ブラウザを使って Google で検索したり、 MIXI の中を探索したりなどしながら、参加者といろいろ楽しいおしゃべりをしました。
MIXI は基本的には音声ブラウザでは使いにくいのですが、ボイスサーフィンを利用すると、結構余計な時間をかけることなく、てきぱきと MIXI の中を動けるのです。
などと書いていたら、読者の皆さんをマイミクシーにお誘いしたくなりました。
マイミクシーの追加リクエストをお待ちしています。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=565589
■ウェブアクセシビリティは、どんな方にも読み易いサイト作りの心配りです
ウェブアクセシビリティのコンサルティングや講演を承ります。
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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