SEOとウェブアクセシビリティ
SEOとウェブアクセシビリティ
ウェブアクセシビリティ入門 第72号
発行日 :2006年5月1日
- SEO
- 稼ぎ目指す人 猛ダッシュ
- 即効過ぎるは 土台ぐらぐら
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
4月29日は、30名弱の皆さんに参加いただいて、無事セミナーを追えることができました。
セミナーに参加いただいた皆さん、そしてご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
ということで、今回は、セミナーでお話した内容のうち、SEOとアクセシビリティに関連したトピックを紹介しますね。
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
SEOとウェブアクセシビリティ
まず、以下のページをご覧ください。
すばらしいですよね。これを書いている方は聴覚障害者です。
私は何度かお会いしたことがありますが、ウェブサイトに関する話がメインではない研究会などでの場だったので、この方がこんなウェブサイトを作っておられるとは、全く知りませんでした。
SEOのウェブアクセシビリティにおける位置付け
さて、上のページにも書かれているように、ウェブアクセシビリティに配慮してサイトを制作すると、概して SEO対策にも通ずるということが言えます。
一方、私は、このテーマについて、利用者としての障害者の立場から考察を加えてみました。
私はページを探すときに、 Google や Yahoo! を使います。
多くの場合、団体名などの私が狙ったキーワードで上位に表示されるので、そのページにたどり着くことができます。
つまり、検索エンジンはページにたどり着く道筋の非常に有力な一つであり、SEOそのものがウェブアクセシビリティの一部だということなのですね。
今まで、このような視点で書かれたウェブアクセシビリティの資料を見たことはありません。
どうしても、ウェブアクセシビリティがページにたどり着いた後のことを重視する傾向にあるからでしょうね。
ところが、いったんユーザー側の支店に立てば、適切なキーワードで検索エンジンに拾ってもらうことは、アクセシビリティの必須条件と言えるのではないでしょうか。
たとえば、私は今あなたにあるところで声をかけられて、お話をしています。私としては、メルマガを読んでいただきたいので、このメルマガのサイトを紹介しようとします。
そのとき、
「http://www.amedia.co.jp/melmaga/webaccess/ にアクセスしてみてください」と言われるのと、
「ウェブアクセシビリティ入門 で検索してみてください。」といわれるのとでは、どちらが良いでしょうか。
間違いなく後者ですよね。
このように、検索エンジンで上位に表示されるキーワードは、ウェブアクセシビリティの観点からも実に大切なのです。
SEOはどの程度意識しなければならないか?
これまで、ウェブアクセシビリティに注力してサイト制作を努力してきた皆さんは、上の話を聞いて、「SEO対策なんかこれまでぜんぜん考えていなかった。どうすれば良いのだろう」と心配されたかも知れませんね。
でも心配は無用です。
冒頭で紹介したページにも書かれているように、ウェブアクセシビリティに心を配って作っていれば、それが自然にSEO対策になっているのです。
ただ、皆さんに気を配っていただきたいのは、自分のサイトがなんというキーワードで検索されるかです。
人に自分のサイトを見てもらいたいとき、URLではなく、検索すべきキーワードを伝えるようにしましょう。
新たに気を配るのは、それだけです。
私が本誌でこれまでにも紹介してきたように、
- 見出しタグを適切に配置すること
- リンク先の内容が判る文字列にリンクを貼ること
- 画像リンクのときは、リンク先の内容が判る文字列をalt にセットすること
の3つをまずは守って、それぞれの文字列がキーワードだと意識して作っていただければ、とりあえずSEOの基礎の基礎はOKです。
クイズ
さて、ここで一つクイズを出します。
このように、ウェブアクセシビリティの標準的なノウハウに従ってサイトを作っていれば、基本的なSEO対策もできているのですが、唯一、ウェブアクセシビリティノウハウで、SEO的には好ましくないのではないかと思われる手法があります。
それはなんでしょう?
選択肢はありません。
選択肢を出すと、どなたでもわかってしまいそうなので・・・。
このメールへの返信で回答をお待ちしています。
正解の方には、4月29日のセミナーDVDをプレゼントします(後で販売予定)。
Eブック紹介
今回お話させていただいたSEOとウェブアクセシビリティとの関係について、詳細に説明したEブックがあります。
題して
SEOの土台を築くウェブアクセシビリティ
副題:震度7の検索エンジンアルゴリズム変更でも微動だにしない長寿サイト作りの原則
http://www.amedia.co.jp/store/e-book01.htm
というものです。
何を隠そう、私が書きました。
このEブックは、SEO対策を一生懸命行っている皆さんに、「ウェブアクセシビリティを意識しないと大変なことになりますよ」という忠告をお伝えしたくて書きました。
ですから、すでにウェブアクセシビリティに注力されている本誌読者の皆さんは、基本的にはこのEブックを読む必要はありません。
私なりに Google や Yahoo!の公開された主張も読んだ上でSEO側の視点とウェブアクセシビリティ側の視点を交差させながら頑張って書きました。
特に、SEO的にやってはいけないことを私の見解として明記しています。
ということで、「SEO, SEO」と何かに取り付かれたような方がおられましたらお勧めください。
http://www.amedia.co.jp/store/e-book01.htm
編集後記
4月29日のセミナーのために作成したサンプルページを紹介しますね。
ビデオ写りを配慮して、ほとんどのページは白黒反転にしてあるそうです。
■ウェブアクセシビリティは、どんな方にも読み易いサイト作りの心配りです
ウェブアクセシビリティのコンサルティングや講演を承ります。
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アメディア及び望月優は、本誌のほかに、以下のメルマガを発行しています。
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望月優の経営指針雑記帳~21世紀を創造する企業を目指して!
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
必要な方は、下記サイトからお求めください。
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