さよならパソコン通信
さよならパソコン通信
ウェブアクセシビリティ入門 第68号
発行日 :2006年4月3日
- 情報化
- 今に始まった ことじゃなし
- 流れを読まねば 未来は見えず
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
新年度、心機一転の季節となりました。
ウェブアクセシビリティへの理解度を一気に上げたいという皆さんのために準備中のセミナーもいよいよ今月末と迫って参りました。
そこで、このセミナーを本誌読者の皆様により多くの方々にご紹介いただければと思い、紹介アフィリエイトを行うこととしました。
どんな風にすればいいの?という方は、このメールへの返信で、題名に
「セミナー紹介アフィリエイトについて」と記してお問い合わせください。
ウェブアクセシビリティセミナー
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
さよならパソコン通信
3月31日のBCNのニューズで、パソコン通信の NIFTY-Serve がサービスを終了したという記事を読みました。
そこで、4月は新年度ということもありますし、パソコン通信を含め、近年の情報革命と視覚障害者の情報環境との関係についてシリーズで書きたいと思います。
ということで、まず、今回は、パソコン通信に焦点を当てます。
BCNニュースの概略
発表によると、1987年4月15日に開始したNIFTY-Serve のサービスが、先週末の3月31日に完全に終了しました。
「ワープロ・パソコン通信」サービスの終了について」↓
http://support.nifty.com/support/tty/index.htm
ニフティ株式会社は、既に1999年にインターネットサービスである @nifty のサービスを開始していましたが、パソコン通信の利用者も多かったため、今まで平行して続けてきていました。
BCNの報道によると、パソコン通信の利用者が2万人台に減少した昨年2月、ニフティ株式会社はパソコン通信の NIFTY-Serve のサービスを2006年3月末で終了すると発表し、それ以後、パソコン通信で行っていたサービスを順じ インターネットの @nifty の方に移行してきたそうです。
1990年代前半には、 NIFTY-Serve と PC-VAN がパソコン通信の2台勢力として人気を集め、多くの視覚障害者のパソコンマニア達もこれを利用していました。
実は、私もその一人でした。
パソコン通信って?
さて、インターネットしか利用したことのない方にはパソコン通信のイメージが掴めないかもしれないので、簡単にその仕組みを紹介します。
パソコン通信というのは、ホスト局と皆さんのパソコンが直接電話回線でつながる方式です。
皆さんのパソコンからホスト局に電話をかけるわけです。
ホスト局には、それぞれの電話番号が割り当ててあって、その番号にモデムで電話をかけると、人間の代わりにホスト局のコンピュータが出るわけです。
皆さんは、そのホスト局の中にある掲示板のようなところに書き込みができます。
会員になっている人達は、皆それらの書き込みを読んで、自分の返事を書き込むといったようなコミュニティです。
1990年代前半の頃は、 NIFTY-Serve や PC-VAN といった大手のパソコン通信局だけでなく、「草の根ネット」と呼ばれる小さなパソコン通信局がたくさんありました。
パソコン1台でホスト局が立ち上げられたからですね。
アメディアネットのご紹介
読者の皆さんのほとんどの方にとって初耳だと思いますが、実は、アメディアでもパソコン通信局をかつて運営していました。
その名は「アメディアネット」。
アメディア社内に NEC の PC-9801 のパソコンをホスト局として置き、主に視覚障害者を対象に運営していました。
記録を見ると、1994年5月25日にテスト運用を始め、7月1日から正式にスタートしたと記されています。
ただ、残念ながら、終了したときの記録が見つかりませんでした。
2000年7月3日に
を開始しています。
今、昔のことを思い出しながら記憶を振り返っているのですが、多分、この頃終了したのではないかと思います。
アメディアネットは、当初有料でスタートしましたが、ある時点で無料にしました。
会員数は、150人ぐらいだったかと思います。
このように、ウェブアクセシビリティをテーマにすると、どうしてもつい最近のことばかりに気が行ってしまいますが、実は、視覚障害者はパソコン通信の頃からネットワークを利用していたのでした。
ということで、次回は、それなら、視覚障害者がどんな風にしてパソコン通信を行っていたのかを書きますね。
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インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
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ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
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