みんなの公共サイト運用モデル
みんなの公共サイト運用モデル
ウェブアクセシビリティ入門 第65号
発行日 :2006年3月13日
- 公共の
- 市民サービス 誰のもの
- 自治体サイト 今こそ挑戦
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
3月9日に総務省で行われたウェブアクセシビリティセミナーに行ってきました。
なんと参加者が350人もいたとか!
で、今回から2・3回、このセミナーで感じたことを書きます。
なお、さすが総務省、このセミナーは
3月14日:広島
3月17日:名古屋
3月24日:仙台
と各地で行われます。
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
みんなの公共サイト運用モデル
今回総務省で行われたセミナーは、
~誰でも使える地方公共団体ホームページの実現に向けて~
というテーマで、つまり地方自治体のサイトをアクセシブルにしましょうというセミナーでした。
よって、おそらく、参加者の大半が自治体職員、それから、自治体からサイト制作の業務を請け負ったことのある、またはこれから請け負いたい業者さんだったと思われます。
私は?というと、上のどちらでもありません。
ただただ、ウェブアクセシビリティの本流の現状を勉強したいということで参加しました。
実は、ウェブアクセシビリティの実践の本流は地方公共団体です。
2004年6月にウェブコンテンツJISが制定されてから、公共団体はウェブアクセシビリティに本腰を入れざるを得なくなったからです。
国及び地方公共団体は、調達の仕様を定めるときにはJISを尊重しなければならない。
- 工業標準化法 第六十七条より引用 --
というわけです。
さて、総務省は「公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会」を2004年11月より設置していて、この研究会が昨年12月に報告書を出しました。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051215_1.html
この報告書は、公共機関のホームページにおける現状を分析し、今後のあるべき方向性について具体的なモデルを提示しています。
そして、この報告書に記載された主旨のセミナーだったんです。
3月9日のセミナーが・・・。
この報告書を受けて、実際の自治体でのあるべきワークフローをまとめたのが
「みんなの公共サイト運用モデル」です。
手順書とワークシートにより場面場面でのワークフローを丁寧にまとめ、仕組みとしてウェブアクセシビリティが実現するように考えられたものです。
このモデルの具体的な説明もありました。
その中でなるほどなと感じたのは、「リニューアル・新規制作」のときには、ウェブアクセシビリティのチャンスだということです。
このときにこのモデルに従ってしっかりと取り組めば、それ以後、ウェブアクセシビリティで大きく頭を悩ませることがなくなるだろうということです。
一方、ウェブサイトは固定的なものではなく、常に変化していくもの。ということで、ウェブアクセシビリティの観点からの定期点検が必要だということです。
そして、定期点検には、ユーザー評価も必ず絡めるべきだということでした。
詳しくは、
でどうぞ。
また、上は膨大な情報であまりにも詳しすぎるので、もう少しライトに知りたいという方は、私の友人が出しているメルマガ「ウェブアクセシビリティ実例見聞録」の前号をどうぞ。
http://blog.mag2.com/m/log/0000157597
次号でも、このセミナーでのトピックを取り上げて書きますね。
編集後記
冬季パラリンピックが始まりました。
始まったかと思ったら、早速視覚障害の女子バイヤスロンで小林深雪さんが金メダル。おめでとう!
射撃で20発中1発しか外さなかったとか。
同じ盲人として、恐ろしいぐらいの射撃力です。
■ウェブアクセシビリティは、どんな方にも読み易いサイト作りの心配りです
ウェブアクセシビリティのコンサルティングや講演を承ります。
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アメディア及び望月優は、本誌のほかに、以下のメルマガを発行しています。
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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