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アサヒコムと読売オンライン

アサヒコムと読売オンライン

ウェブアクセシビリティ入門 第50号

発行日 :2005年11月28日

利用者の
ニーズはどこにあるのやら
ウェブアクセシビリティは 果てしない旅

■どんな方にも優しいウェブサイトを目指して■

このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。


アサヒコムと読売オンライン

2005年11月25日の金曜日に、 視覚障害者とともに歩む会・ハーモニー さん主催のウェブアクセシビリティ・シンポジウムが東京の千代田プラットホームスクウェアというところで行われました。

この中で、 インフォアクシア の植木さんが司会をして、アサヒコムと読売オンラインのウェブ担当者の対談が行われました。

とても興味深い話が聞けたので、私なりに印象に残った部分を報告しますね。


まず、アサヒコムは今年3月、読売オンラインは今年5月にサイトのリニューアルを行い、ともにウェブアクセシビリティに対応しました。

アサヒコム

読売オンライン

いずれも、今見てもかなり気配りのある良いサイトです。

私がいつも繰り返している

  1. リンクの判り易さ
  2. 見出しタグの適切な使用
  3. 音声ユーザーを配慮したナビゲーション

の観点では、両方とも完璧です。

アサヒコムの方の発言で一つ印象的だったことは、これまでは情報が多いことに価値があると思っていたけれども、実際に視覚障害者が音声でページを聞いている場面を見せてもらったところ、非常に多くの常法をものすごいスピードで聞き飛ばしており、情報が多いことが必ずしも良いとはいえないという考えに変わったということです。

今は、極力精査した良質な情報を提供するように気を配っているとのことでした。

また、読売オンラインの方の発言では、ウェブアクセシビリティと言ってもどこまで頑張って対応すればよいのかということが見えてこないということが印象に残りました。

いろいろな障害者の方に使ってみてもらうと、障害の種類による性質の違いだけでなく、同じ障害でも、それぞれの方のパソコンの使いこなし方の程度によっても大幅に違いがあることに気付かされました。

ということなのです。

なので、どこまで頑張って対応すべきなのかがはっきりとは見えてこないということのようです。

私は目が全く見えない全盲ですが、全盲者は障害としては同じ特性を持っていますが、確かにホームページを読みこなすスキルといったものは、人によって、そして利用しているソフトウェアによって大きく異なります。

確かに、読売オンラインの方の気持ちがよくわかります。

ちなみに、このメルマガで私が推奨していることは、視覚障害者の場合、現状のソフトウェアを一定程度上手に使いこなすことのできる人を想定して書いています。

そうでないと、ウェブアクセシビリティのハードルがあまりにも高くなり、皆さんのほとんどが脱落してしまう恐れを感じるからです。

徹底的に初心者障害者のサイドに敢えて立とうとすると、ウェブサイトをアクセシブルに作るだけでは全く手が届きません。

ソフトウェアの使い方を手を取って教えること、さらに突っ込むならば、パソコンの購入につきあって、インターネットに接続するまでのセッティングをやってあげるといったようなところまでも考えなくてはならなくなってしまいます。

そして、そのようなことを業務として行っているのが 株式会社アメディア とその販売店の全国約150のほとんどが個人経営の小さなショップ群です。

そして、そのようなことをボランティア活動として行っている人達を「パソコンボランティア」と呼びます。

最後はちょっと話がそれてしまいましたが、上記のアサヒコムと読売オンラインのサイトは、大規模サイトとしては本当に模範となりますので、是非皆さんも参考にしてくださいね。

ウェブアクセシビリティ共同体

ウェブアクセシビリティに感心のある皆様が交流を深めるコミュニティサイトです。

障害当事者も参加しています。

by amedia  at 16:35
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