聴覚障害者のニーズを探る
聴覚障害者のニーズを探る
ウェブアクセシビリティ入門 第46号
発行日 :2005年10月31日
- 内容に
- 踏み込む勇気 ありますか?
- 聴こえぬ方には 平易な文章
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
先週の土曜日に東京中小企業家同友会と立教大学共催の経営研究集会が行われ、大盛況でした。
ダイエーの林文子さんの記念講演は、期待通り私の心にずしんと響きました。
お客様の立ち位置に一歩でも近く歩み寄ろうとするスタンスは、ウェブアクセシビリティも同じだなと感じました。
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
本日のメインテーマ:聴覚障害者のニーズを探る
聴覚障害の方からの声
「母語は、日本手話です。日本語ではありません。」とおっしゃるべええさんから次のようなお便りを頂きました。
聴覚障害者の中には文章が不得手の人も多いので、平易な文章やルビをふって頂いたり、図や絵を多く用いて頂けるとよりいいかと思います。
それ以前に、PCを学ぶ機会がなく、使いこなしていない人も居ますので、敷居が高いと思っている節もあると思います。
JISでの記述
WEBJISの中では、
「5.4 非テキスト情報」の中で
c) ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な音声情報には,聴覚を用いなくても理解できるテキストなどの代替情報を提供しなければならない。
d) 動画など時間によって変化する非テキスト情報には,字幕又は状況説明などの手段によって,同期した代替情報を提供することが望ましい。同期して代替情報が提供できない場合には,内容についての説明を何らかの形で提供しなければならない。
と記述されています。また、
「5.7 音」の中で、
a) 自動的に音を再生しないことが望ましい。自動的に再生する場合には,再生していることを明示しなければならない。なお,bgsound 要素を使って音を再生すると,利用者は音が再生されていることも分からない,また,停止,ボリューム調整などの制御もできない。
b) 音は,利用者が出力を制御できることが望ましい。
とも書かれています。
でも、ちょっとべええさんの声とはずれているようにも感じます。
ですので、この聴覚障害者に対するアクセシビリティ、次号以降ももう少し掘り下げて行きたいと思います。
べええさんのコミュニティ
ところで、このお便りはミクシーのメッセージで送って頂きました。
そうです。べええさんはMixiで大活躍!
Deaf(ろう者)というコミュニティを運営されています。
聴覚障害者や手話に興味のある方なら、どなたでも参加できるということで、「聴覚障がいや手話に付いて楽しくおしゃべりしましょう!!」というお誘いを頂きました。
Mixiをされている皆さん、参加する場合は、
http://mixi.jp/join_community.pl?id=2012
それから、べええさんご自身のMixiでの紹介ページは
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=318
ついでに、私の Mixi ページは
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=565589
皆さん、 Mixiでつながりましょう。
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本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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