ナビゲーションメニュー・スキップ
ナビゲーションメニュー・スキップ
ウェブアクセシビリティ入門 第40号
発行日 :2005年9月19日
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皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
私が加入している経営者団体、東京中小企業家同友会の大イベントである今年の経営研究集会は、立教大学との共催で10月29日の土曜日に行われます。
今回は、5月にダイエーの代表取締役会長に就任された林文子さんの記念講演をはじめ、私の活動場でもある障害者委員会主催の分科会も元スワンベーカリー赤坂店で障害者軍団を率いて大きな利益を達成した増田秀暁さんを講師に迎えて準備万端です。
http://www.tokyo.doyu.jp/new/200507/new2005_07.html
■どんな方にも優しいウェブサイトを目指して■
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
本日のメインテーマ:ナビゲーションメニュー・スキップ
ナビゲーションメニューとは?
WEBJISでは、「5.3 操作及び入力」で、次のように記載しています。
h) 共通に使われるナビゲーションなどのためのハイパリンク及びメニューは,読み飛ばせるようにすることが望ましい。
つまり、大きなサイトではほぼ間違いなく存在する、サイト内の各主要ページへのリンク集のことを「ナビゲーションメニュー」と呼びます。
訪問者をその方のニーズに応じてナビゲートするためのリンクメニューなので、このように呼ばれます。
なぜ「スキップ」?
これを、スキップできるようにしておく必要があるということですね。
なぜでしょう?
それは、ナビゲーションメニューはそのページの本文ではないからです。
別のページへとナビゲートして欲しい人とそのページの本文を読みたい人のどちらが多いのかは判りませんが、本文の方がナビゲーションメニューよりも重要度が低いということは考えられません。
音声で聞いている視覚障害者は、本文が出てくる前に常にナビゲーションメニューが出てくるようなサイトでは、どのページに行っても最初に同じナビゲーションメニューを聞かされることになります。
だから、特に本文のところまでスキップできるようにしておく必要があるのです。
ナビゲーションメニュー・スキップの重要性
WEBJISではこれを「望ましい」という表現で、推奨用件にしています。
しかし、私の「音声ブラウザ対応エッセンス」では、必須項目の3番目であり、「しなければならない」と表現して頂きたいほど重要なポイントです。
それは、本当にこのナビゲーションメニューが長いとわずらわしいからです。
ネット初心者の視覚障害者の場合、「また同じページなのか」と思い違いをして、本文にたどり着く前にメニューの中のどこかまた別のところをクリックします。
これを繰り返すと、結局目的の内容には到達せず、断念してしまう形になります。
登呂遺跡にあるねずみ返しに引っかかったねずみ状態ですね。
実は、これは昔の私の実物語でした。
スキップ方法
さて、それならば、どのようにしてスキップしてもらう仕組みを作るのでしょうか。
それは、ナビゲーションメニューの先頭に、「本文へスキップ」というページ内のリンクを貼ることです。
これで基本的にOKです。
実は、突っ込んだ話をしますと、スクリーンリーダーでIEを音声化して読んでいる環境においては、
< a href="#amedia">アメディア本文へ
- ・・
が正しく動作しないことがあります。
ただ、これは、もうウェブデザイナーさんの責任の範囲外だと私は考えています。
視覚障害者向けに開発されている音声ブラウザのホームページ・リーダーやボイスサーフィンの環境では全く問題ありません。
問題ないのがあたりまえなんですが・・・。
浜松セミナーのお知らせ
9月25日(日)の午後13時半から16時半まで、浜松市ザザシティ中央館5階地域交流プラザで、「情報のユニバーサルデザインセミナー2005」というセミナーが行われます。
私も1時間ほどお話をさせて頂きます。
http://www.n-pocket.jp/friendlynet/20050925udweb.html
編集後記
びっくりしたーっ!
自由民主党にアクセスしたら、いきなり
自民党は、音声読み上げソフト等に対応できるWebページづくりを目指しています。
と読み上げました。
「目指しています」というのがちょっと謙虚で許せますね。
フレームは使っているしテーブルはばしばしだし、形式的には理想からはやや遠いところにありますが、実際音声で聞いていての体感は決して悪くないです。
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本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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