リンク先の判り易さ
- この先の
- ページはどんな 内容かな
- オルトテキストは 先の説明
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
町で目の見えない人を見かけたとき、どうしようかなと悩んだことはありませんか。
そんなお悩みにお答えするページを作って見ました。
困っていないときでも声をかけられればうれしいものです。
どうぞ、お気軽に!
■どんな方にも優しいウェブサイトを目指して■
このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
本日のメインテーマ:リンク先の判り易さ
前回、「先の内容が読めるリンク」と題して、リンクの大切さについて述べました。
実は、このテーマ、ウェブアクセシビリティを考える上でもっとも肝になる部分ですので、もう一度説明させて頂きます。
文字列リンク
リンクには、文字列に貼ったものと画像に貼ったものとがあります。
一般に、画像に対しては注意事項がよく語られるのですが、文字列のリンクに対するそれはあまり強調されません。
しかし、文字列に対するリンクでも、やはりそのリンク先の内容が推測できるかどうかは、音声ブラウザ利用者にとっては大変重要な要素となります。
見える人にとっては「こちら」だけにリンクが貼ってあったとしても、前後の文章からそのリンク先が自然に推測できるでしょう。
音声ブラウザで聞いている人でも、連続読みで聞いていれば、前後のリンクのついていない文字列からリンク先を推測できることはもちろんあります。
しかし、音声で聞いている場合は、画面を一望しているのとは違い、全貌を手早く理解するために、基点ごとにジャンプしながらページ内容をスキミングして行きます。
その基点ごとにジャンプしていくもっともスタンダードな方法が、リンクだけに焦点を当てて読んでいく方法です。
タブキーを押していくと、リンク項目だけを読んでいくことができます。
このような読み方をしているとき、リンク文字列が「こちら」では、いったい全体どちらにいくのか全く検討がつきません。
リンク先の内容が推測できるもっとも良い例は、新聞社サイトの記事見出しリンクです。
全てのサイトで、新聞社サイトのような精神でリンク文字列を決めていたならば、この世のウエブサイトは大変聞きやすくなるでしょう。
画像リンク
画像にリンクを貼る場合には、リンク先の内容が推測できる文字列を alt 属性にセットします。
ここで大切なことは、 alt にセットするのは画像自体の説明ではなく、リンク先の内容を要約したものでなければならないということです。
画像が説明されていても、リンク先の内容が推測できなければ、サイトを閲覧するという本来のニーズを満たすことはできません。
リンク先の内容理解が、画像自体の説明よりも優先されることを抑えておいてください。
なお、合わせて画像の説明をしたい場合にはどのようにすればよいのか悩むかも知れませんね。
現状においては、その画像の近くにリンクとは別に普通の言葉で説明をするのが良いでしょう。
img タグには title 属性や longdesc 属性など、画像の説明をセットしてもよさそうな属性がいくつかあります。
しかし、残念ながら、現状の音声ブラウザはこれらの属性に対して統一した対応がなされていません。
PDFトピック
9月14日にPDFに対応したホームページリーダーVer3.04が発売になります。
これまで、PDFは一応読めるということになっていたものの、ホームページ上に存在するPDFファイルを読むのにはいくつかのステップを経なければなりませんし、また、「読めるはずだ」と言っても実際には読めないものも多々ありました。
今回のホームページリーダーの対応により、これまでよりも「読める」という現実が多くの視覚障害者にとって歩み寄ってくることと期待しています。
実は、アメディアのボイスサーフィンも現在PDF読み上げ対応に取り組んでいます。
まだ少し時間がかかりますが、近いうちに、かなりユーザー・フレンドリーな形でPDF読み上げ機能を提供できる予定です。
こうなってくると、技術的側面ではなく、現実的な側面でPDFのアクセシビリティが大きく改善してくるものと思います。
技術的な「可能」をより多くの生身の人々にとって現実の「できる」に集約していくのがビジネスサイドの役割ですからね。
編集後記
先ほど投票に行ってきました。
今、メルマガを書いているのはまだ11日の昼間です。
どんな結果になるのでしょうか。
実は、今回、生まれて始めて自民党に投票しました。
元来、民主党の支持者なんですが、今回ばかりは民主党があまりにも情けなくて・・・!
筋の通った野党は共産党だけだと感じました。
そんな私の気持ちを、選挙公示前までつづっていたブログがあります。
http://blog.livedoor.jp/moch0128/
私の選挙区の自民党候補者は与謝野馨氏、詩人の与謝野晶子さんのご子息さんですね。
私は晶子さんのファンです。詩人としてよりも、むしろ女性活動化として。
晶子さん、喜んでくれたかな?
ところで、与謝野馨氏のオフィシャルサイトのアクセシビリティは全くだめでした。
ウェブアクセシビリティのコンサルティングや講演を承ります。
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アメディア及び望月優は、本誌のほかに、以下のメルマガを発行しています。
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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