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ウェブアクセシビリティ入門 第38号
発行日 :2005年9月5日
- リンク先
- 踏み込む前に 知りたいな
- 「こちら」や「画像」じゃ よく判らない
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
ユニクロで知られるファーストリテイリングは、障害者の雇用率が7.66パーセントだそうです。
障害者の法定雇用率が1.8パーセントですから、これははるかに越えています。
実際、ユニクロ店舗の80パーセントのお店に、障害者が働いていると聞きます。
この、ユニクロの障害者雇用の秘密、なぜ障害者をどんどん雇っているのかを学ぶ会が9月28日に東京都文京区のシビックセンターで行われます。
題して
★★★ ユニクロの人材活用戦略から学ぶ ★★★
障害者雇用で顧客サービス向上に
講師:重本 直久さん 株式会社ファーストリテイリング
総務部給与社会保険チーム
実は私、この学習会の主催者なんです。
なので、本誌読者さんは大歓迎!
感心のある方は、是非下記からお申し込みください。
http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/common/meeting.php?meeting_id=1885
ところで、この9月28日という日、昼間は東京ビックサイトで国際福祉機器展(HCR)が行われていて、私はそちらのアメディアブースに出張っています。
元気な方は、是非、こちらのHCRにもいらしてくださいね。
http://www.hcr.or.jp/
本日のメインテーマ:先の内容が読めるリンク
WEBJISでは、「5.3 操作及び入力」で、次のように記載しています。
g) ハイパリンク及びボタンは,識別しやすく,操作しやすくすることが望ましい。
WEBJISでは、「望ましい」という表現で、推奨レベルに位置付けられていますが、これは、私の「音声ブラウザ対応エッセンス」の中で、第1番目にくる項目です。
つまり、画面を見ないで、音声だけを便りに操作している視覚障害者にとっては、もっとも重要な項目なのです。
もう少し、WEBJISの中身を見て見ましょう。
参考:音声ブラウザなどには,ハイパリンク部分だけを取り出して利用できる機能がある。その機能を利用するとき,ハイパリンクテキストに十分な情報が含まれていないと,ハイパリンクの区別がつかなくなることがある。
例1:“価格に関する情報はこちら”と“仕様に関する情報はこちら”のように,両方とも“こちら” だけにハイパリンクを設定するとどちらにハイパ
リンクするのか理解できない。この場合は,ハイパリンク先が分かるように“価格に関する情報”と“仕様に関する情報”にハイパリンクを設定する。
「音声ブラウザなどには,ハイパリンク部分だけを取り出して利用できる機能がある。」と書かれています。
これは、具体的には、リンク部分をリンクのついていない部分とは違う音質で読み上げることを指しています。
音声ブラウザとしてシェアの高いホームページリーダーでもボイスサーフィンでも、リンクのついていない文章の部分は男性音で読み上げ、リンクの部分は女性音で読み上げます。
視覚障害者は、この音質の違いで、リンク部分かそうでないかを判断しています。
さらに、例1の中で、「こちら」という文字列にだけリンクを付けたのでは、リンク先の内容が判らないので、「価格に関する情報」などと、リンク先の内容が推測できる文字列にリンクを貼るべきであることも述べられています。
これは、7月15日に行ったウェブアクセシビリティセミナー~音声ブラウザ対応エッセンス~でもっとも強調させていただいた観点です。
このセミナーに関しては、下記のページで報告しています。
http://www.amedia.co.jp/melmaga/webaccess/report01.htm
また、このセミナーの内容を収録したDVDを、テキストとセットで販売しています。
http://www.amedia.co.jp/melmaga/webaccess/present.htm
画像認証トピック
読者の方から、動物の声や電車の音など、誰でも答えられる音を聞かせて、その答えを書かせる方法の提案がありました。
これは案外よさそうです。
もともと、画像認証に対しては音声認証というのが対の方法と考えられます。
ただし、以前に利用者アンケートをした際に、音声認証は聞き取りづらくてかなり苦労したという声を頂いていました。
動物の声なら、聞きやすいですし、言葉ではないから、音声認識技術で文字列を取り出すということも不可能ですね。
これも有力な選択肢の一つとして考えて行きましょう。
■ウェブアクセシビリティは、どんな方にも読み易いサイト作りの心配りです
ウェブアクセシビリティのコンサルティングや講演を承ります。
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことがあるかも知れません。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
セミナー、講演の依頼は下記ページよりご遠慮なく
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
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