longdesc 属性の代替
longdesc 属性の代替
ウェブアクセシビリティ入門 第45号
発行日 :2005年10月24日
- イメージの
- 長い説明 用いれば
- ちょっと楽しい ボイスギャラリー
皆さんこんにちは。ウェブアクセシビリティ・プランナーの望月優です。
本日、10月23日なのにセミの声を聞きました。
東十条の駅から東京都障害者スポーツセンターまで歩いている途中で、アブラセミが1匹だけ泣いているのが聞こえました。
暖かな日差しの中で、風輪の音も聞こえてきました。
まさに夏の風情を味わいました。
本日のメインテーマ:longdesc 属性の代替
前号では、画像に説明を付けるための属性には
alt
title
longdesc
の3つがあるけれども、実質的に役に立つのは alt 属性だけだというお話をしました。
実は、 longdesc 属性は将来的には非常に役に立つものなのだと思いますが、現段階では、これに対応している音声ブラウザや音声環境が限られており、今これを使ってしまうと、制作者側の意図が伝わらなくなってしまいます。
longdesc絡みの相談と私の回答
そこで、ちょうどこれに絡んで、私のクライアントさんから相談を受けましたので、その相談内容と、それに対する私の回答を今回は特別にここに掲載します。
私どものサイトでは、従来より画像をよく使用しております。
今回のウェブページでの公開に当たっては、これに解説文をしっかりとつけたいと考えております。
しかし、この解説文は、画像につけるHTMLのalt属性とするには少々長い説明文となってしまいそうです。
そこで、詳細な説明文をlongdesc属性を用いてつけることを考えておりました。
しかし、ウェブページの作成を委託しております業者から、次のような指摘をうけました。
「longdescは使用するブラウザによって表示されないものもある。
これは、longdescがまだ新しい属性であり、一般的にまだ普及していないこと等による。
したがって、現状ではalt属性のままのほうがよい。」
とのことでした。
私どもで調べたところでは、IBMのホームページリーダーはlongdesc属性に対応しているようです。
95リーダーなどの、他のスクリーンリーダーでは、longdesc属性には対応していないのでしょうか。
また、longdesc属性を用いないのであれば、どのように記載するのが視覚障害者の方にとって最も使いやすいものなのか、ご教示いただければ幸いです。
○○様
望月優です。
longdesc属性に対応しているブラウザは、現在のところホームページリーダー
だけです。
具体的にどのようになるかと申しますと、
longdesc属性が指定されている画像のところにいくと、
「画像の説明」という音声が出ます。
ここでエンターキーを押すと、画像の説明が書かれたページが表示されます。
操作者から見て、同じような仕組みは、次のようにして作れます。
まず、画像にリンクを貼り、リンク先を画像の説明のページとします。
上記画像の alt 属性に「画像の説明」と入れます。
ただ、これだけですとあまりにも殺風景なので、
alt 属性にある程度の説明を書き、さらに詳しくはクリックしてください」などと入れてはどうでしょうか。
なお、上記の方式は、もともとその画像にリンクを貼ってどこかに飛ばそうとしていた場合には使えません。
もしも、もともとその画像にリンクを貼る予定があるようでしたら、その画像の下に「上の画像の詳しい説明」という文字列にリンクを貼って、画像説明ページに飛ばしたらよいかと思います。
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