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img タグの属性と音声ブラウザ

img タグの属性と音声ブラウザ

ウェブアクセシビリティ入門 第44号

発行日 :2005年10月17日

  • 画像にも
  • ふたつの用途 ありにけり
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■どんな方にも優しいウェブサイトを目指して■

 このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも優しいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。

本日のメインテーマ:img タグの属性と音声ブラウザ

ホームページ上に画像を設置すると、 img というHTMLタグがその画像の配置を表現します。

という具合ですね。

上記の src という属性は画像の存在場所を示しているので当然必須ですが、音声出力に関係する属性はオプションなので、使わなければ使わないで済んでしまいます。

音声出力に関連する属性は

alt

title

longdesc

と3種類あります。

唯一、実質的に使える alt 属性

しかし、上記の中で圧倒的に重要なのは alt 属性です。

基本的に、 alt 属性の内容は全ての音声環境で読み上げられます。

ですので、ホームページ制作者側の方は、実質的には、 alt 属性をどのように使うかということに思いを集注させていただければ良いのです。

使わない方が良い title 属性

img にも title という属性をつけることができます。

しかし、この読み上げに対応している音声環境は非常に少なく、ボイスサーフィンだけだといってよいでしょう。

ボイスサーフィンは、 alt 属性と title 属性の両方を読み上げます。

ただし、同じ内容を2度読みするとうるさいので、 alt と title の中身が同じ場合には、1度しか読まないようにしています。

実際には、 alt 属性と title 属性の使い分け方がウェブデザイナーさんたちの間でも統一されているわけではないので、音声ブラウザ側でも、どのように対応すべきかというのが難しい課題となっています。

これから発表される WCAG2.0 のドラフト段階でも img タグの title 属性は非推奨になっているので、今のところは、少なくとも音声のことを考えて使う必要は全くありません。

いずれ利用価値の出てくる longdesc 属性

longdesc 属性は、画像の説明を別ページとして作成した上で、そのページへのパスを記述する属性です。

説明文が1ページになるので、詳しく説明することができることからlongdesc

(long description)と呼ばれます。

これは、 WCAGでは既に推奨されていますが、実際の音声ブラウザでは、ホームページリーダーとJAWS を用いたときの環境のみが対応しており、まだ対応が一般化しているとは言い切れません。

ただし、これはやはり音声ブラウザ側が対応すべき項目です。

ボイスサーフィンも、対応しなくてはいけませんね。

このlongdesc 属性については、次号でもう少し深く考察します。

画像の2つの役割

前号で、


リンクのついた画像の alt 属性には、画像の説明ではなくリンク先の内容が判る説明を入れてください。


という私の説明に対して、それを行うと検索エンジンの時の画像検索で、意味の合わない画像がたくさん出てきてしまうという意義が唱えられたという話をしました。

これに対して、読者の方から、とても判り易い説明を頂きましたので、ご本人の許可を得て、ここに掲載致します。


画像検索(イメージ検索)は画像に隣接したテキストや画像キャプションなどを分析して、コンテンツを判断する高度なアルゴリズムが使用されたロボット検索エンジンです。(グーグルFAQより)

グーグルやインフォシークなどの検索エンジンで提供されているサービスです。

画像検索を意識してキーワードを取り入れることは多くの人にサイト(画像)を見てもらうことができるので大変良いことだと思います。

しかし、alt属性だけでなくその他のテキストも解析しているのです。

例えば、画像に alt=" " とalt属性がブランクである画像でも検索には引っかかります。

隣接しているテキストに反応しているのです。

(中略)

ここで、画像にはいくつか種類があると思うのです。

画像(写真やイラスト)、サムネイル(画像を小さくして一覧用にしたもの)、ボタン画像など。

画像検索は画像とサムネイルを検索しやすくするためのものだと思います。

主に画像でしょう。その画像に意味があるのです。

今回取り上げているハイパーリンク画像はサムネイルやボタン画像だと思います。

リンク先を見てほしく、それをアピールする(クリックしてもらいたい)ために画像を使っただけです。

両者は画像を使う意味が異なると思います。

しかし、画像検索から見れば皆同じなので、写真だろうが小さなボタン画像だろうが、検索条件に当てはまったものは表示します。

画像検索に引っかかってしまうときは引っかかるので、画像検索を気にして、リンクを目的としたハイパーリンク画像に説明する必要のないボタン画像の絵柄の内容を書く必要はないと思います。

検索エンジンの特別な機能を気にするより、リンク先の説明の方が重要だと思います。


大変望月の頭が整理されました。

ありがとうございました。

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