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ウェブアクセシビリティ入門 第28号 視覚障害者作成サイト紹介

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我が友よ 虹のかなたに 去りとても
ホームページが 語り継ぐ夢
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皆さんこんにちは。望月優です。
 今回は、とてもシンプルです。
 視覚障害者自身が作成しているホームページを次々と紹介します。
 誰でも自分自身が読みにくいページは作りませんので、これらのページから、ウェブアクセシビリティのヒントを読み取ってください。
 そして、編集後記でとびっきり素敵なホームページを紹介しますね。
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■どんな方にも判り易いウェブサイトを目指して■
 このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも読みやすいウェブサイト作りのヒントをお届けしています。
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目次
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- 視覚障害者作成サイト紹介
- 編集後記
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視覚障害者作成サイト紹介
 それでは、行きますね。
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刈谷壮志さんのお気楽なホームページ
本人コメント:
このページは、1人の視覚障害者が日ごろ考えていること、生活の中で感じていることから趣味の話しまで、いろいろ書いています。
ずっと更新をサボっていましたが、これを期に、頑張って更新して行きたいと思います。趣味で撮っている写真も載せていますので、じっくりと楽しんで行って下さい。
作成に利用しているソフトウェア:さくさくビルダー
望月コメント:
 覚えているタグについては、手書きしているそうです。
 写真が趣味の一つだとのことで、デジカメを使いこなしているそうです。私にはこれはできません。
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大谷重司さんのホームページ
本人コメント:
 このホームページは音声ブラウザを使わないと読めない部分が多くあります。
どうしてでしょう?画面が見える人には読めなくて音声で画面を読んでいる人には読めるという従来のhpとは逆のhpなのです。
望月コメント:
 私はもともと目が見えないので、どんな風に移っているのかわかりません。
 おそらく、このようなページに皆さんが出会うことはめったにないでしょうね。
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sachiko sugimotoさんのホームページ
WELCOME“きままな弱視生活の部屋”
本人コメント:
団塊の世代の挑戦です。
作成に利用しているソフトウェア:マイエディット
望月コメント:
 マイエディットというのは、多くの視覚障害者が利用しているエディタです。
 PC-TalkerというWindowsの画面音声化ソフトに附属してくるものなので、見える人にとってのメモ帳やワードパッドのような位置付けのソフトですね。
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Amiさんのホームページ
Amiとノエルの散歩道
本人コメント:
 Amiと盲導犬ノエルのHPです。
 お散歩気分で、ぶらりと遊びにきてください。
作成に利用しているソフトウェア:サクサクビルダーとマイエディット
望月コメント:
 主なところは作成ソフトで作り、それで不十分と感じたときは手で書くそうです。
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助田直樹さんのホームページ
本人コメント:
伊勢志摩地域の情報メーリングリスト   isesima informationにご協力ください。
トップページからどうぞ!
作成に利用しているソフトウェア:MM-editorとホットクリップ(クリップ履歴、単文データ)
望月コメント:
MM-editorというのも、比較的多くの視覚障害者が使っているエディタです。
HTMLソースを直接書いているそうです。
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ケンケンさんのホームページ
本人コメント:
鉄道ファンの方以外はあまり楽しめないかもしれませんが、ご訪問いただければ幸いです。
望月コメント:
 エディタでHTMLを直接書いているとのことです。
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音声パソコンのサポートステーション
スモールオフィスのさだかね商店
作成に利用しているソフトウェア: ホームページビルダー、さくさくビルダー
望月コメント:
 弱視の方で、少し画面が見えるので、ホームページビルダーもお使いのようです。
 アメディアの販売店になって頂いています。
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hiloさんのホームページ
本人コメント:
私は、中途失明の全盲です。
パソコン歴は約6年ぐらいです。
友人に教えてもらいパソコンを覚えました。
フレームやテーブルタグも使っていない ゴクゴク シンプルなHPです。
しかし95/98Reader系でIEを利用している人に分かりやすい工夫をしています。
作成に利用しているソフトウェア:メモ帳
望月コメント:
 メモ帳だけでHTMLソースを直接書いておられるようですね。
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十文字さんのホームページ
本人コメント:
名古屋盲人情報文化センターのHP公開サービスを利用しております。
管理用ページに入り簡単な規則に従ってテキストや画像が設定できます。
望月コメント:
 このような、視覚障害者にも使い易いサービスがあることを始めて知りました。
 名古屋盲人情報文化センターは盲界では有名な施設なんですけどね。
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小林さんのホームページ
本人コメント:
 コンテンツは、「東洋医学」と「家庭でできるつぼ療法」ですが、これは私が長年患者さんのカルテからピックアップして紹介しています。
 他にも、「徒然なるがままに」で私が気ままに書いています。
望月コメント:
 大分以前からのアメディアのお客様です。
 ですので、アメディアの鍼灸マッサージ治療院リンク集からリンクさせて頂いています。
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黒滝 栄代子さんのホームページ
本人コメント:
私のホームページの中の写真や地図の画像などは
息子が撮影し、手伝ってくれましたが、
その他の文章は自分で構成しました。
多くの方のホームページ、とくに治療院のページはたくさん見ましたが、
やはり、見えないとわかりずらい物が多くて、
結局、ひとページずつ作り上げようと言うことにしました。
(中略)
もうひとつ、
ナビゲーションメニューを本文の後に始めは書いていたのですが、
「おかあさんのホームページを見る人達は90パーセント以上が
目の見える人達だから、始めにおく方がいいよ。」と言うのです。
理由を聞けば、「何を読みたいのか、本でも目次は始めにあるでしょ。
そして、スクロールさせて、簡単に行きたい所にいけるからね。」などを言われ
ましたが、
私としては多くのホームページが、そういう作りをしているため、
いつも、これは邪魔だと感じていたためです。
まだ、HPを見るのになれていない頃は、
目的地にたどり着かないこともありました。
最終的にはアドバイスを取り入れて、ホームページを完成しました。
望月コメント:
 ホームページを作る上での心の動きをとても丁寧に書いてくださったので、少し長めに引用させて頂きました。
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最後に、アメディアの個人ページへのリンク集
http://www.amedia.co.jp/link/kojin.html
 このリンク集は、必ずしも視覚障害者の自作ページだけではありませんが、上で紹介できなかった視覚障害者のページもございますので、覗いて見てくださいね。
編集後記
 最後に、今回の特集を行おうと思ったきっかけを作ってくれた、虹子さんのページを紹介しますね。
 このページは、アメディアの社員が「目が不自由」で検索して、「こんなかわいいページがあるよ」と教えてくれました。
大学生の虹子さんのページ
わたしと小鳥と虹と
 このページをメルマガで紹介させて頂こうと思い、虹子さんにメールを出したところ、こんなお返事を頂きました。
 今回のメルマガは、このお返事で閉めます。
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望月 優様へ
  虹子の母です。
この度は虹子のホームページに訪れてくださり有り難うございました。
実は虹子は5年前に病気で亡くなり それ以来ホームページも更新していません。
ホームページを残しているのは あの子が唯一 障害者だと言うことを忘れ 
知らない人達とネット友達になれ 楽しい時間を過ごしていた証として
そして 虹子のホームページを何らかで知り 障害を持っていて 辛いこととかがありながらでも
一生懸命生きてきた証として できれば私達が生きている間でも残しておいてやりたいと・・・
もし今後も更新される事がなくてもよろしければ 紹介していただいても構わないのですが 
虹子の母より
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発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことはあるかと思います。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
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奥付
発行日 :2005年6月27日
発行人 :望月優(モチヅキ ユウ)
発行元 :株式会社アメディア
〒169-0051
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by amedia  at 15:13  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

ウェブアクセシビリティ入門 第27号 内部フレーム物語

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見えるけど
読み上げさせないテクニック
ちょっと便利な内部フレーム
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皆さんこんにちは。望月優です。
目の見えない私がホームページを読むとき、見える皆さんとは全く違う文化があります。
本日は、その文化の違いを取り持つ小技を一つ紹介します。
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目次
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- 本日のメインテーマ:内部フレーム物語
- ウェブアクセシビリティセミナー「音声ブラウザ対応エッセンス」
- 編集後記
- 発行理念
- アメディア発行のメルマガ紹介
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本日のメインテーマ:内部フレーム物語
目の見えない人はホームページを音声で聞く
 視覚障害者は、音声ブラウザと呼ばれる種類の読み上げソフトで、ホームページを合成音で聞いています。
 音声で聞いているということは、そのページ全体の雰囲気をぱっと見で理解することはできません。
 しばらく聞いているうちに、そのページの雰囲気が掴め、全て聞き終わった時点で、そのページの全体像が明確に掴めます。
 慣れている視覚障害者は、内容に興味のある部分はそのまま聞き、興味のない部分、例えば、ナビゲーション用のリンクメニューなどは読み飛ばそうとします。
 読み飛ばして、次の興味のある個所を探す方法としては、

- カーソルキーを連打して、項目の先頭のみをちょこっと聞いて、どんどん下に進んでいく。
- 次のリンク項目へジャンプするコマンドで、進んでいく。
- 10行ジャンプやブロックスキップなどの、一定の距離分スキップするコマンドを使う。
- 次の見出しへジャンプするコマンドを用いる。
- ページ内で文字列検索を行う。

などがあります。
 下にいくほどエレガントな方法ですが、ホームページの作り方や音声ブラウザの種類によっては、使えない方法も出てきます。
本題以外はちょっとスキップ
 さて、視覚障害の読み手がどの部分を読みたいのかなんて判らないと思いますよね。
 でも、法則があるのです。
 読みたいのは、そのページの本題なのです。
 だから、広告やほかのページに行くためのリンクメニューは、「よし聞こう」と思ったとき以外は聞きたくないんです。
 でも、特に広告は見せたいですよね。見せなければ広告になりませんよね。
 見せるけど読ませない、そんな裏技があるのです。
内部フレーム
 アメディアのトップページをご覧ください。
http://www.amedia.co.jp/
 左側に見える
「アメディア新着情報!」

「サイトメニュー」
のブロックは、 IFRAME タグによる内部フレームです。
 このページを、音声ブラウザ「ボイスサーフィン」で読ませますと、
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ようこそ!視覚障害者向け音声パソコンのアメディアへ!
内部フレームの中に、サイト全体のメニューがあります。(これはalt テキストを発声)
..
 テクノロジーは障害の軽減のために!
 アメディアは視覚障害者の情報バリアにテクノロジーで挑戦しています。
..
新着情報!・内部フレーム
サイトメニュー・内部フレーム
自立支援
 視覚障害者のことに感心をお寄せいただき、ありがとうございます。
 今あなたがご覧のこのホームページ、目の見えない方も読んでいます。

- ・・・・
----------------------------------------
と読み上げて行き、内部フレームの中身は読み上げません。
 内部フレームの中身を聞きたいときは、そこにカーソルを置いてエンターキーを押します。すると、内部フレームで指定されたhtmlページが読み込まれ、それを読み上げます。
 内部フレームの中身からページ本体に戻りたいときは、ブラウザの戻る操作、ボイスサーフィンの場合には Page-Up キーで元に戻ります。
 内部フレームの読み上げ状態ですが、ボイスサーフィンの無料体験版でお試しできますので、もしよろしかったらどうぞ。
 実は、IBMのホームページリーダーでも同じように、内部フレームの中身は利用者が「読もう」という操作をしたとき以外は読み上げないのですが、スクリーンリーダーでIEを音声化してページを読んでいるときは、自動的に内部フレームの中身を読み上げてしまいます。
 ですので、ボイスサーフィンやホームページリーダーといった音声ブラウザを使っているときと、スクリーンリーダー+IEで読んでいるときとでは、読み上げの内容や順序が全く変わってきてしまうのです。
 よって、スクリーンリーダー派の視覚障害者には、この魔法は利きません。
 その辺りのところ、詳しくお知りになりたい方は、私が講師役の下記セミナーに是非どうぞ。
ウェブアクセシビリティセミナー「音声ブラウザ対応エッセンス」
 このセミナーでは、ユーザー感覚を大切にします。
 WEBJISに取り上げられている項目の中から音声ブラウザ関連のものを抽出し、それらに順位付けして、重要度の高いものからしっかりと説明致します。
 重要度の高い順とは、ユーザーの利用感を高めるのに効果のある順です。
 チェッカーでの評価がいくら良くても、重要度の高い項目に不備があると利用感はだいなしです。
 このセミナーで、どんなページでも音声ブラウザ利用者に対してユーザー感覚90点以上のページを作る自信がつきます。
 アフターサービスでは、セミナーの時間中に取り上げられなかった個別のご相談にお答えします。
 2時間のセミナーとアフターサービスで、「ウェブアクセシビリティはお任せください」と胸を張って言えるレベルに皆さんをコーディネートします。
 7月15日18時半、中野サンプラザでお待ちしています。
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なお、このときのセミナーの様子は、
第1回ウェブアクセシビリティセミナーDVD-音声ブラウザ対応エッセンス
としてまとめてあります。
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編集後記
 先週、NHKのサイトがアクセシビリティに配慮されていないことについて述べると宣言してしまいましたので、ほんの少しだけ。
NHK
 50音順に並んだ番組名から、その紹介ページに誘導するのに、なぜかわざわざ JavaScript でselectタグのOnChange イベントが使われています。
 普通のリンクメニューにしても全く問題ないはずです。
 あるいは、本日のテーマの内部フレームを使うという手もあります。
 何をやっているのでしょうね。テクニックを見せたかったのでしょうか?
 確かにソースコードは「かっこいい?」ですけどね。
 このイベントはIEではマウスでしかクリックできず、マウスに代わる代替操作方法がありません。
 ですから、スクリーンリーダーとIEで読んでいる視覚障害者は全くお手上げです。
 ただ、さすがIBM、ホームページリーダーはこれにエンターキーの押し下げでもできるように対応していました。
 アメディアのボイスサーフィンも、つい2週間前のアップデートで対応しました。
本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
発行理念
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奥付
発行日 :2005年6月20日
発行人 :望月優(モチヅキ ユウ)
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東京都新宿区西早稲田2-15-10西早稲田関口ビル3F
電話番号 :03-5286-7511
FAX番号 :03-5286-2567
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by amedia  at 14:56  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

ウェブアクセシビリティ入門 第26号 音声利用者から見たフレーム


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見える方
画面一望できるでしょ
フレームいいなとなぜ感じるの?
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皆さんこんにちは。望月優です。
ボイスサーフィンのブログを作りました。
こちらの方では、音声ブラウザ利用者として便利な使い方や感想、そしてホームページ批評などを書いていきますね。
 ということで、今回はかなり利用者視点からの内容です。
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目次
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- 本日のメインテーマ:音声利用者から見たフレーム
- 編集後記
- 発行理念
- アメディア発行のメルマガ紹介
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本日のメインテーマ:音声利用者から見たフレーム
全体像の理解には時間が必要
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参考:音声ブラウザなどの利用者は,視覚的に全体を把握することができないため,各フレームの役割を理解したり,フレームの内容の変化を認識したりすることが難しい場合がある。
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 目が見えないということは、画面に表示されている状況を瞬時に把握することができないということです。
 音声でホームページの内容を聞くという行為は、内容を先頭から順番に理解していくのであって、全体の雰囲気をつかむのは、全て読み終えてからとなります。
 つまり、見える方は瞬時に全体像が判る、見えない方は全て読み終えてから全体像が判るという違いがあるのです。
 ですから、各フレームの役割を理解するためには、フレーム切替操作を行ってそれぞれのフレームの先頭部分を全部読んで始めて、概観が理解できます。
 よって、全体像を理解していなくてもよく判るホームページ⇒「最初から本文が書かれているページ」が音声ブラウザ利用者にはもっとも使い易いということになります。
フレーム切替、本当はシンプルなんだけど
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参考:キーボードだけで操作するとき,フレームの切り替えが煩雑になる場合もある。
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 実際は、今よく使われている音声ブラウザのフレーム切替は煩雑ではありません。
IEをスクリーンリーダーの音声化で聞いている場合とホームページリーダーを利用している場合はCTRL+TABキーのトグルで、
ボイスサーフィンの場合はF4キーのトグルでフレームを選択してエンターキーで切り替えられます。
 むしろ、シンプルだと言えるでしょう。
 ただ、このキー操作をご存知ない視覚障害者が決して多くはない、また、視覚障害者にパソコンを教えておられる晴眼者のインストラクターやボランティアの皆さんはさらにご存知ないというのが課題かと思います。
 ですので、視覚障害者にパソコンを教える晴眼者の皆さんには、マウス操作の代替となるキー操作に慣れ親しんで頂ければ幸いです。
フレームレイアウト、これぞ最悪
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参考:(前略)音声ブラウザによっては,フレームを別々のページとして認識する場合があり,作成者の意図どおりに利用者が理解できない可能性もある。
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 「音声ブラウザによっては,フレームを別々のページとして認識する場合があり」というのは、ボイスサーフィンやホームページリーダーでは上記のフレーム切替操作を行わない限り、別のフレームを読むことができないので、そのことを表現しています。
 一方、IEでは、上記のキーによるフレーム切替操作もありますが、ずーっと流して聞いていると、フレームの境界を越えて次のフレームの読み上げに入ります。
 このとき、利用者は次のフレームに移ったことには気付きません。
 ですので、フレームを順番に読んでも意味が通る構成になっていれば基本的に問題ないのですが、そうではない場合、例えば、第1フレームを見て第2フレームを見る、また第1フレームを見て第2フレームを見るといった内容の構成になっていたとしたら、これは全く意味が掴めません。
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レイアウト、表はやめてというけれど
フレームレイアウト これぞ最悪
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 これは前号の冒頭の句ですが、このことを言いたかったのでした。
 上記記事内の引用は、
(JISX8341-3、「5. 開発及び制作に関する個別要件」の「5.2 構造及び表示スタイル」のf)の参考の一部でした。
編集後記
 先週、ボイスサーフィンを Version3.06 にアップデートしました。
 ブックマーク選択機能をさらに便利にしたこと、現在ページのURLを取り出し易くしたことなどが主な改良点なんですが、アクセシビリティに関連したところでは、NHKのサイトに意図的に対応しましたが、これが結構難儀でした。
 NHKは見たい方も多いはずなので、ちょっと開発スタッフに気張ってもらいました。
 来週、上記NHKサイトについてコメントいたしますので、お楽しみに。
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本誌では、
「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス- 第3 部:ウェブコンテンツ」
をしばしば引用させて頂いております。
発行理念
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発行日 :2005年6月13日
発行人 :望月優(モチヅキ ユウ)
発行元 :株式会社アメディア
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電話番号 :03-5286-7511
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by amedia  at 14:51  | Permalink  | Comments (0)  | Trackbacks (0)

ウェブアクセシビリティ入門 第25号 フレームとアクセシビリティその1

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レイアウト、表はやめてというけれど
フレームレイアウト これぞ最悪
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皆さんこんにちは。望月優です。
私は20年前は高校で英語を教えていたのですが、最近は英語を使う機会がめっきり減り、自分の英語力の衰えに恐怖を感じています。
そこでこれを打開すべく取り始めたのが毎日1分!英字新聞
毎日主に国際情勢を報じたニュースが英語で読め、その解説もついているので、英語力増強+社会情勢把握で大いに助かっています。
 こういうものは少しずつでも続けることが大事、毎日読んで声に出していれば、必ずレベルアップしますぞ。
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目次
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- 本日のメインテーマ:フレームとアクセシビリティ
- 編集後記
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本日のメインテーマ:フレームとアクセシビリティ
WEBJISでの原則
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f) フレームは,必要以上に用いないことが望ましい。
使用するときは,各フレームの役割が明確になるように配慮しなければならない。
(JISX8341-3、「5. 開発及び制作に関する個別要件」の「5.2 構造及び表示スタイル」より)
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見た目と音声ではイメージが全く異なるフレーム
 皆さんはフレームという技術をどんなときに利用していますか?
 私は目が見えないので、実は皆さんがフレームを使いたくなる理由がよく判らないのです。
 フレームは、音声ブラウザで聞いた場合、そのページのサブページ、いわば1回層下のページ群と解釈されます。
 WEBJISには、これがやや否定的な仕様のように書かれていますが、私としてはこの仕様は利点の方が大きいと感じています。
 実際の問題は、ページ制作者の意図と、音声ブラウザ利用者の受け止め方がフィットしない、それどころか大幅にずれていることにあります。
 ページ制作者側はフレームを使っても一望できるものとして考えるのでしょうが、音声ブラウザ利用者は「フレームを切り替える」または「サブページの中に入っていく」という感覚で第2フレームより後のフレームにアクセスするのです。
フレームレイアウトは最悪
 ですので、フレームを使っての画面レイアウトは、音声ブラウザ利用者にとっては最悪です。
 「表レイアウトはあまり好ましくない、CSSでレイアウトしましょう」というのはよく言われていることですが、実際はテーブルタグでレイアウトしても音声読み上げにはほとんど問題ありません。
 しかし、フレーム・レイアウトは完全にNGです。
ならばフレームはどんなときに?
 ということで、フレームの利用が推奨されるケースはなかなか考えにくいと読者の皆さんはお感じでしょう。
 ただ、音声ブラウザではフレームがサブページとして解釈されるということは、別のブロックとして整理された状態であるとも言えます。
 つまり、ページの中のどこの場所にあるのかわからない内容を探すよりも、
「Bの内容は第2フレーム」、
「Cの内容は第3フレーム」
と分かれていれば、実はとても探し易いのです。
 ということは?

- 画面では複数の異なる内容を一望させたい、そして、
- 音声ブラウザ利用者には違う内容は違うまとまりとして聞かせたい場合
においては、フレームは役に立つと言ってもよいでしょう。
 といわれても、具体的にはどんなケースがあるのか?と問われそうですね。
1月24日発行の第5号
2月7日発行の第7号
にフレームが役立つケースとして私から非常に具体的な提案を出しています。
2月14日発行の第8号
では、読者さんからの「それでもフレームには問題が多い」という主旨のご意見を掲載しています。
 あわせて参考にしていただければ幸いです。
バックナンバー
編集後記
 シンポなどでお会いする読者さんに伺いますと、「望月さんのメルマガは」

- 長すぎる
- 重たい
- 内容が濃すぎるので読まずに保存して、結局読む機会を失う
などと手厳しいご感想を頂いています。
 そこで、今号から思い切ってリニューアルしました(少なくとも本人はそのつもり)。
 今後もメルマガをコンパクトにまとめるべく心がけますので、皆さん読んでくださいね。
発行理念
本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを願って発行しています。
ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。
インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。
本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。
ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。
私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことはあるかと思います。それに気がついたときには速やかに訂正致します。
ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。
このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。
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ネットからリアルへ~21世紀を創造する企業家養成講座
企業家としての望月優が、インターネットのビジネスへの応用やビジネスマインド、生きがいのある人生の送り方などについてコンパクトに語ります。
奥付
発行日 :2005年6月6日
発行人 :望月優(モチヅキ ユウ)
発行元 :株式会社アメディア
〒169-0051
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