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ウェブアクセシビリティ入門第19号-ページタイトル-

■どんな方にも判り易いウェブサイトを目指して■

ウェブアクセシビリティ入門第19号-ページタイトル-

このメルマガでは、具体例を交えながら障害者や高齢者にも読みやすいウェブサイト作りのヒントを毎週お届けしています。

目次

  • 前号のポイント
  • WEBJISからの考察
  • ページタイトルの役割
  • SEO対策にも役に立つページタイトル
  • 編集後記
  • 発行理念
  • アメディア発行のメルマガ紹介

皆さんこんにちは。発行人の望月優です。

暑くなってきましたね。

ゴールデンウイーク中ですが、皆さんこのメルマガ読んでくれるかな?なんて考えながら、頑張っていきます。

それでは、今回もじっくりとお楽しみください。

前号のポイント

前回は、表と音声読み上げの関係について、実例を示しながら整理して見ました。

詳しくはバックナンバーをご覧ください。

WEBJISからの考察

「ウェブアクセシビリティJIS(JISX8341-3)」(以下、WEBJISと記します)の中の「5. 開発及び制作に関する個別要件」の「5.2 構造及び表示スタイル」のe) には、次のように書かれています。

----------------------------------------

e) ページのタイトルには,利用者がページの内容を識別できる名称を付けなければならない。

参考:多くの音声ブラウザなどは,最初にページのタイトル情報を読み上げる。もし,タイトル情報が適切でないとき,又は無いとき,一通りページを読み上げないとそのページが目的のページかどうかの判断ができないことがある。

そのため,タイトル情報は重要である。

また,ページのタイトルは,ウェブブラウザのブックマークなどへの登録にも使われるため,ページの内容を表す固有の名称でないと何のページか理解できない。

また,フレームを用いる場合,ウェブブラウザの画面上にフレームを構成する各ページのタイトルが表示されないことが多いので,タイトルを付け忘れないように注意する。

例:HTML では,head 要素の中にtitle 要素を用いてページ固有の名称をつける。さらに,マーク付けすることが望ましい。

ただし,ページ固有名称は,同じにならないようにする。同じページ固有名称になりがちなものには,補足情報を提供して分かりやすくする。

----------------------------------------

上記の例にも書かれているように、ここでいうページタイトルというのは、

・・・

の中に書かれる

・・・

の文字列のことです。

もっともいけないのは、ここに何も書かないことです。

次にいけないのは、ページの内容と全く関係のないページタイトルをつけてしまうことです。

別のページのデザインをテンプレートに利用して、ページタイトルを変更し忘れるということがしばしばあります。

これは、アクセシビリティにとってよくないだけでなく、みっともないです。

気をつけましょう。

ページタイトルの役割

さて、ページタイトルは、音声ブラウザの利用者にとってどのような役割を果たしているのでしょうか。

1.最初にページの概要が判る

WEBjisには、

「多くの音声ブラウザなどは,最初にページのタイトル情報を読み上げる。」

と書かれています。つまり、アクセスしたときに最初にページタイトルを読み上げるので、ページタイトルがページ内容を表現していれば、最初にどんなページなのかが理解できるということですね。

実際、

IBMのほーむぺーじ・リーダー

では最初にページタイトルを読み上げます。

また、スクリーンリーダーでIEを音声化した状態では、JAWS以外の環境ではやはり最初にページタイトルを読み上げます。

なお、

ボイスサーフィン

では、ページタイトルを読み上げないようにしています。

それは、実際のページの中で、ページタイトルが内容を表しているものが大変少ないからです。

むしろ <body> に入ってからそのページのタイトルに当たる内容が表現されていることが多いように思うからです。

その代わりに、ボイスサーフィンでは、ページタイトルを意図的に表示させるコマンドを用意しています。

2.ブックマークの名前になる

これもWEBjisで指摘されていますね。

まさにその通りです。多くの場合、ページタイトルがブックマーク名になりますので、ページの内容を表していないタイトルだと、ブックマークに登録しても後でどんなページなのかが全く予想がつかなくなりますね。

SEO対策にも役に立つページタイトル

検索エンジンで自分のページを上位にランクさせるための対策、いわゆるSEO対策にも、ページタイトルは生かせます。

ちなみに、「音声読書機」と入力して Google で検索してみてください。

私がこの記事を書いている4月29日のお昼の時点では、1番が「よむべえ」という読書機のページ

http://www.amedia.co.jp/product/yomube/index.htm

ページタイトルは『視覚障害者に便利な音声読書機「よむべえ」』

2番がアメディアのトップページ

http://www.amedia.co.jp/

ページタイトルは『視覚障害者向け音声パソコンと読書機のアメディア』

です。

いずれも「音声読書機」というキーワードが含まれています。

この変更を加える前は、順位は忘れてしまいましたが、「よむべえ」のページアメディアのトップページは上位には現れてきませんでした。

もちろん、努力したのはこの点だけではないんですが・・・。

編集後記

皆さんはMIXI というのをご存知ですか。

「ソーシャルネットワーキングサイト」とか言って、ネットワーク上での仲間を増やしていこうというものみたいです。

私は最近メルマガ関係のセミナーに2つ参加しまして、そのときの参加者が私を友人として招待してくれるので、このMIXIに登録するようになりました。

でも、このサイト、結構不便なんです。

見出しも使われていないしナビゲーションスキップもない!

それに、私自身、まだサイトの構造がよく理解できていません。

今回もここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。

以下は、おおよそ毎回同じ内容でございます。

発行理念

本誌は、ウェブサイト作りに取り組む皆様とその構築に責任を持つ方々が皆障害者や高齢者の存在に配慮したサイト作りに励んで頂くことを目指して発行しています。

ウェブアクセシビリティの分野はまだ注目され始めたばかり、その具体的なノウハウの定番はまだほとんどないと言っても過言ではありません。

インターネット技術は常に進歩、変化しつつあります。その点からみると、いくら追求しても「定番」の確立はありえないのかも知れません。

本誌では、全盲の望月優が現在までに紹介されているノウハウと自らの考察による新しいノウハウを、全身全霊を込めて説明・紹介して行きます。

ウェブアクセシビリティに関して秘密にするノウハウは一切ありません。全てのサイトがアクセシブルになって欲しいからです。

私の誤解や知識不足から、誤った説明や不適切な提案をしてしまうことはあるかと思います。それに気がついたときには速やかに訂正致します。

ですから、読者の皆様からの指摘や提案が非常に大きな手助けとなります。

このメルマガを通して、ゆるやかな「ウェブアクセシビリティ大連合」が形成されていくことを念じて、発行を続けて参ります。

アメディア発行のメルマガ紹介

アメディアでは、本誌のほかに、以下の2つのメルマガを発行しています。

週刊福祉情報(まぐまぐ殿堂)

毎週木曜日に、1週間の福祉ニュースのソースを障害当事者や関係者のコメント付きでお届けしています。

福祉関連トピックのプログを募集しています。

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視覚障害者の情報文化を紹介する「アメディアレポート」

毎月第2と第4火曜日に、視覚障害者のライフスタイルや視覚障害者に便利な最新技術情報などを紹介しています。

アメディアの社員が輪番で編集を担当していますので、編集人の個性が出て、毎号雰囲気が違うのも一つの楽しみです。

まぐまぐバックナンバー


発行日 :2005年5月2日

発行人 : 望月優(モチヅキ ユウ)

発行元 : 株式会社アメディア

〒169-0051

東京都新宿区西早稲田2-15-10西早稲田関口ビル3F

電話番号 :03-5286-7511

FAX番号 :03-5286-2567

アメディアのウェブアクセシビリティ・ガイド (参考にしてくださいね)

音声ブラウザ「ボイスサーフィン」のページ (お試しで利用してくださいね)

ボイスサーフィンブログ (アップデートな話題で満載)

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